※R15程度のぬるい性描写があります。
※フランに猫耳がついています。
※会話文のみなので大変読みづらいです。



「フラン、なにその猫耳」
「にゃんかー、朝起きてたら生えてたみたいにゃんですよー」
「おー、なかなかリアルじゃん」
「ちゃんと神経つながってるみたいにゃんですよー、ほらほら」ぴくぴくっ
「動くのか」
「はいー」
「しかしあれだ、それ緑だけどさ、緑の猫っていんのか?」
「そんにゃの、ペンキで塗ればいいんですよー」
「動物虐待じゃねえか」
「人間を虐待どころか虐殺してるベルセンパイにゃんかには言われたくにゃいですー」

「 つーかなんだよ、そのしゃべり方は」
「えー? 別にミーは普通にしゃべってるじゃにゃいですかー」
「にゃあにゃあ言ってるそれが変じゃないと?」
「そんにゃこと言ってにゃいですー……って、あれ?」
「……な? 言ってるだろ?」
「ミーはちゃんとにゃ、って言ってるつもりにゃのに……」
「ししっ、言えてねえし」
「うるさい堕王子」
「そこだけはっきり言うな!」
「要はにゃのつく言葉を言わにゃければ問題にゃっしんぐですー」
「つまんねえの」

「ってことでー、今日はあの被り物、脱いでてもいいですよねー?」
「ああ、まあ仕方ないしな」
「やったー」にやり
「でもおまえ、そのままオカマに会ったらどうなるかわかんないぞ」
「……あーそれは、ヤバいにゃんてもんじゃにゃいですー……」
「だろ?」

「もー、被ればいいんでしょー、被ればー」
「あ、ちょっと待て」
「にゃんですか?」
「耳、触らして」
「やーです」
「なんでだよ」
「どーせロクなこと考えてにゃいに決まってますー、変態」
「……っああ! やっぱコイツムカつく!」
「図星だったみたいですねー」
「悪いかよ!」
「逆ギレしにゃいでくださいよー」

「もーいい、勝手に触る、その為に押し倒す」
「え、ちょ、にゃっ!」
「……おお、皮膚うすいなー、ちゃんと血管通ってるし」
「ひ……っ、あ、やぁ……」
「な、ここにナイフ当てたら、やっぱ痛いワケ?」
「知らにゃ、あ! にゃいふ、やぁですー……っ」うるうるっ
「……おまえ、ワザとじゃなくたってタチ悪すぎだろ」
「あう……にゃに言ってるのか、ミーはよく分かんにゃいんですけどー」

「わかった、俺が悪かったから、今日は刺さないでやるから」
「……? 今日のベルセンパイはにゃんだか変ですねー」
「おまえにだけは言われたくないけどな」
「でもミーは悪くにゃいんですけどー」
「いや、犯罪的に可愛いおまえが悪い」
「か……?!」
「あ、やべっ」
「……もう、仕方にゃい人ですねっ」ぴとっ
「なんだよ」
「ミーは今猫ですもん、ちょっとだけ、構ってあげてもいいかにゃって思っただけですもん」
「ししっ、素直じゃねえヤツ」
「ミーはにゃんにも聞こえませーん」
「分かった分かった、ちゃんと可愛がってやるから」
「にゃー……」

「ん」
「にゃんですか?」
「抱っこしてやるから、来いよ」
「にゃ?! え、あ……っ」
「早く」
「う、ううー……」きょろきょろ
「ほら」
「もうどうとでもにゃれですー!」がばっ
「しししっ、よくできました♪」なでなで
「……っ、今日だけ! 今日だけにゃんですからね!」
「え? 今日だけでいいの?」
「あ、それは……」
「……おまえ、ほんと今日どうしたの」
「それが分かったら苦労しにゃいですー」
「ま、一回寝たら元に戻るんじゃねえの、お約束的には」
「にゃるほどー」

「というわけで」
「さらっと自分のベッドに入らせるあたり、てにゃれてるというかー」
「おまえだってこのベッドで寝るの慣れてるだろうが」
「セクハラで訴えますよー」
「誰に?」
「え……と、ルッスーリアさん……?」
「ああ殺されるわオレ」
「ベルセンパイ」
「なに」
「ベルセンパイは、あったかいですねー」すりすり
「眠くなってきた?」
「……はいー」
「いいぜ、寝ても」
「おやすみにゃさい」
「おやすみ、フラン」ちゅっ

「おはようございますー」
「ああ、おはよ……あれ」
「戻りましたよー」
「なーんだ、つまんねえの」
「大興奮でしたもんねーセンパイ、ミーの猫耳で」
「こんなことならお約束だとか言って無理矢理にでもエロ展開にもっていけばよかったなー」
「……うっわ、さすがのミーでもそれはドン引きです、寄るな変態」
「てんめ! 今日こそ二度とその減らず口叩けねえようにしてやる!」